体脂肪率の計測方法
空気置換法
前項の水中体重秤量法は正確な値が期待できるものの、そこに至るまでのデメリットが多くあまり実用的ではありませんでしたが、原理はほぼ変わらずに、より手軽に行えるものが生み出されました。それが「空気置換法」です。
この空気置換法に使われるのは密閉されたカプセル型の装置で、計測の対象者はこの中に入り空気圧をかけられます。そしてその際の圧力の変化の仕方によって、計測対象者の体脂肪の密度と体積を調べるのです。
この計測方法は、水中体重秤量法が1回の計測を行うのに結構な時間を要し、なおかつ計測には息を全部吐いて全身水の中に浸かり、その状態を長い間キープしなければならないという非常に手間と負担のかかるやり方であるのに対し、より正確な測定結果を保証するために2回行うとはいえ、3分ほどでその計測は完了し、また計測中はただ装置の中でじっとしているだけでよいという速攻かつ負担の少ない仕様になっているのが特徴です。
導き出される数値の正確性が高く、それでいて簡便、苦痛を覚えることもほとんどないとまさに理想的な計測方法であるため、水中体重秤量法にて計測を行うことが難しい人たち、特に相撲を行う力士等がこの計測方法を利用しているといわれています。
しかしこれもメリットばかりというわけではなく、水中体重秤量法に比べればずっとマシとはいえそれなりの施設が必要で、かつ装置自体もほぼ据え置き状態なので運んで移動させることができないため、実際に計測を行えるところが少ないことが難点とされています。
